Mr.tanaka : 東欧の旅
2011/09/24~2011/10/03 香港、ニュージーランド の次に斎藤茂吉の妻、輝子さんがよく使った手、
「もうすぐ死にますから、ちょっと行ってきます」
「老いは・・・犬の尻尾のように、私から離れようとしない」 と文字通り、その通りで、時間が経つのも早いし、年をとるのも早い。行ける内に出掛けよう。 今回はANAのハローツアーに参加し添乗員さん付きなので、ただ黙って付いてゆき右手を見て下さいと言われれば右を見てれば良く、極めて楽だ。 |
プラハ(チェコ共和国) 成田空港からミュンヘン経由で偏西風のせいもあるのか16時間かかった。 さすがにヨーロッパらしい、落ち着いた街並みだ。自由時間があり有名なエステート劇場へ出掛けた。 |
エステート劇場内
モーツアルトが作曲し彼自身が指揮したオペラ「ドン・ジョバンニ」交響曲「プラハ」を初演した荘厳なオペラ劇場であった。
さすがと思うほどヨーロッパらしい落ち着いた劇場でそこでコンサートもやっており、それも充分に楽しめた。
入口玄関脇に馴染みの「モーツアルト座像」があり、敬意を表しながら記念写真を撮らせて貰った。
オーストリア
*チェスキー・クルムロフ
サルツブルグへ向かう途中「チェスキー・クルムロフ」と言う13世紀に建てられたお城がある観光地を訪れた。
お伽話の国に来たような街並みであり、日本ではお目に掛れない風景であった。
* ザルツブルグ
夏の「ザルツブルグ音楽祭」で有名な地でモーツアルトの生家がある 事で知られた街である。
街並みは落ち着いており、店の外側上部にアートな飾り看板が置かれていた。
「ミラベル庭園」サウンド・オブ・ミュージックの撮影が行われた綺麗な庭園でトラップ男爵の
壮麗な建物があり、映画を思い起こしながら 歩き回った。
ミラベル庭園
2011/10/18 (Tue)
※ ザルツ・カングマート
「ハルシュタット湖」と言う氷河湖があり、ここもサウンド・オブ・ミュウジックが撮影された湖水地帯。
「The hills are alive with the Sound of music .♪♪♪.....」
と聞こえてきそうな、何とも言えない美しい丘を 娘さん親子と我々4人で歩き回った。 娘さんはとても美しく、素敵な女性で風景の一つでもありすっかり絵になっていた。
ホテルも湖の綺麗なところにあり、やはりヨーロッパだ。 今回の旅行は、若い女友達の2人連れ、
若い娘とその母親の2人連れ。 仲の良い中年のおばさん2人連組、あとは退職した夫婦3組の12人の旅であった。 我々夫婦はあまり飲めなかったが、皆よく飲んだ。
特に若い女友達2人連れは、
朝からワインを飲み、昼はビール、夜はビールを1人で「6杯」飲みました
と言ってケロッとしていた。
別の夫婦連れ、中年おばさん組もよく飲んで楽しんでいた。
それでも日中は平均10km ~12km殆ど1日中歩いており皆元気者だ。
ウイーン
シェーンベルグ宮殿
コンサートには時折 ウイーン・フィルや ベルリン・フィルのメンバーなども参加 するようで、
結構レベルの高いコンサートを楽しめた。最後のアンコールには「第三の男」を演奏し、アメリカ人
観光客も大喜びであった。 やはり音楽の都ウイーンではたとへ観光客相手とは言え、三流の演奏などは
聴かせられ ないと言う、気位があるのであろう。楽しかった。
ウイーン街中にある公園に出掛けた。そこに「メリー・ウイドウ」「微笑みの国」
等オペレッタで有名なフランツ・レハールの胸像があった。 自分の大好きな作曲家の一人でもあるが、
あのドイツのヒットラー元帥も大好きであったそうで、はるばる来たなと云う感慨を持った場所だった。
その他、シューベルト、ベートーベン、モーツアルト、ヨハン・シュトラウスなどゆかりの
音楽科家像もありさすが音楽の都だ。
この中欧ヨーロッパは海に面してなく、毎食 肉料理が続く、同行メンバーの人たち、
特に若い女性、中年の仲好組は、全部ペロッと食べ美味しかったと言っている。
他の組も結構食べているようだった。
ワイン・ビールが美味いからかも知れない。 それに比べ我々は辟易し、ウイーンのオペラ座の前にある
「天満屋」と言う日本料理屋を教えて貰いそこに出掛けた。
文字通り日本人が経営する日本料理店で雰囲気も完全に日本そのものであり、落ち着いた広いレストランであった。
通りに面したオープンな場所も用意されており ヨーロッパ人も刺身、天ぷら等を食べていた。
我々が注文したおにぎり、天ぷらうどんがまさに絶品で、我々はこれで生き返れた。
2011/10/17(Mon)
ハンガリー ブタ・ペスト
ドナウ河を挟んで ブダ地区とペスト地区のある、綺麗な街並みがあり、山手のブダ地区には壮麗な
王宮や 教会がそびえ建っている。 昔はチェコ、ハンガリー、オーストリアの一部とも共産圏にあり、これらの市街が良くここまで、保存されたものだと驚く。
三地域とも現在は観光立国になり、よく整備され、全世界からの観光客が訪れている我々の
添乗員の女性は驚くほど歴史に詳しく、長いバスの移動の間、色々な都市成り立ちなどを詳しく説明してくれる。
話はゲルマン民族の移動、フン族の来襲、マジャール人のハンガリー立国、ビザンチン、ハプスブルグ家、ローマ帝国等にも及び、スペインからトルコ モンゴルまで話が展開し、聴きごたえがあった。
夜,ドナウ河へ デイナー・クルーズに出掛けた。
我々の船は貸し切りであり 既に立食形式のデイナー等が用意されていた。
パプリカを多用したハンガリー料理に牛タンの他、あまり見慣れない料理があったが、
結構美味しかった。同行のみなさんも結構しっかり飲んで料理も楽しみ、その後,上の甲板に出て、
おおいに盛り上がった。
ドナウ河両岸の建物、宮殿、国家議事堂、教会、くさり橋、エリザベート橋、多くの設備が限りなく
綺麗にライトアップされ延々と続く光景も圧巻である。
さすが観光立国をめざすハンガリーだ。美しい。
我々の旅もここで終わるが、異質の空間に身を置く旅の醍醐味も充分に味わえた素敵な旅行だった。
「旅の総括:」 もうすぐ死ぬのでまた次の旅行を考えよう。